月刊ぷらざ11・12月合併号の巻頭特集「岐阜公園」の記事内で紹介した三重塔の特別公開。
いよいよ11月14日(土)、15日(日)の9:00~16:00に開催です!
普段は固く閉ざされている扉も、この日ばかりは大開放!
予約ナシで観覧料も無料。時間内なら自由に見学できる貴重な機会です。
この三重塔には、興味深いトリビアがいっぱい!
■設計は文化勲章受章の伊東忠太
塔を考案したのは、明治神宮や築地本願寺を手がけ、建築界初の文化勲章受章者である伊東忠太。国の登録有形文化財にも指定されています。
■場所の選定は川合玉堂⁉
設置場所の選定を行ったのは、岐阜で幼少期を過ごした日本画家・川合玉堂だと言われています。玉堂が川原町にある名家の茶室から金華山を眺め、「この位置にしよう」とひらめいたという説も。
■かつては旧長良橋の古材が使われていた!
大正6年に建立されたこの塔。当時は約8割に旧長良橋の古材が使われていました。現在の塔は2017年に修復されましたが、できる限り現存の部材を活かす配慮がなされています。
今回、内部に入るからこそ注目したいのが、中央を貫く「心柱」。鎖で吊り下げてあり、なんと礎石から浮いているのです!これは「懸垂式」と呼ばれる工法で、日光東照宮の五重塔も同じスタイル。この機会にぜひ見てみて下さいね!
★菊花展・菊人形展も開催中
現在岐阜公園では、様々な種類の菊や大河ドラマにちなんだ菊人形を展示中で、華やぎムードいっぱい。11月23日(祝)まで開催しています。
足を運ぶ絶好のチャンスですよ!



※三重塔の特別公開は、新型コロナウイルス感染防止のため、状況により入場制限をしたり、やむを得ず中止になる場合もあります。発熱や咳などの症状がある場合は見学をお控え下さい。マスクの着用や手指の消毒等を行い、「岐阜市withコロナあんしん追跡サービス」への登録にご協力ください。