みんなの森 ぎふメディアコスモス1階の受付カウンター近くに、不思議な形の本棚があることをご存じですか?これは、市民が本を持ち寄って作る小さな図書館「まちライブラリー@メディコス」。この機会に利用方法をおさらいして豊かなブックライフを過ごしましょう!
まちライブラリーとは?
まちライブラリーは、個人や団体が自宅・店舗・病院・学校などの一角に本棚を設置して本の貸し借りなどを行うスペースのこと。今では図書館や公共施設、商業施設、サービス付き高齢者住宅などにも広がっている、全国的な取り組みです。
岐阜市立図書館では、まちライブラリーの提唱者・礒井純充さんを招いたワークショップを開いたり、みんなの森 ぎふメディアコスモス周辺のお店やお寺で「ぎふまちライブラリー」を設置するのに協力したりと、様々な活動を行ってきました。
コロナ禍でワークショップが中断されたこともありましたが、今後もまちライブラリーに関するイベントを企画しているそうです。
まちライブラリー@メディコスの利用方法
図書館で「本・ひと・まち」をつなぎ、広げる活動を企画・運営する市民の自主グループ「ぎふライブラリークラブ」と一緒に設置した、まちライブラリー@メディコス。
市民の方が「みんなに読んで欲しい!」という思いを込めて持ち寄った本を手に取ることができます。現在は約300冊集まっていますが、その中から新しい本を中心にピックアップして置いているそうです。
1回につき1冊借りることができ、本棚にあるノートにタイトルや貸出日を記入すればOKというアナログな仕組み。本の見返しには提供してくれた方のメッセージが書かれていて、その中にメモが入っています。
感想などのメッセージを記入して、2週間をめどに返却を。また、本の提供をする場合は2階の市立中央図書館の受付でお問合せください。
読んだ人の感想やメッセージが交換日記のように綴られ、本を通じて人々が繋がっていく…まちライブラリーならではの体験です。
ちなみにこの本棚は、みんなの森 ぎふメディアコスモスを設計した伊東豊雄さんのデザイン。閉じると球形になり、中にこもって読むことができるそうです。今は入りやすさを考慮して開いていますが、いつか閉じたバージョンも見てみたい…!
誰かの思い出が詰まっている本を読めるのも、まちライブラリーの醍醐味。図書館や本屋ではなかなかお目にかかれないマニアックな本が置かれていることもあるので、チェックしてみてくださいね。
「まちライブラリー@メディコス」は月刊ぷらざ11・12月号23ページ(電子ブック版では25ページ)でもご紹介しています。こちらもぜひ!
まちライブラリー@メディコス
【住所】
岐阜市司町40番地5(みんなの森 ぎふメディアコスモス1F)
【開館時間】
9:00~21:00(中央図書館は~20:00)
【休館日】
毎月最終火曜(祝日と重なる場合は翌日・年末年始と重なる場合は前週の火曜日)、12/31~1/3
【駐車場】
約300台(30分100円、館内利用者は2時間まで無料)
【問合せ】
058-262-2924(岐阜市立図書館 事業係)