【5・6月号】就労支援×保護猫「忍者ねこカフェ 猫影」オープン

岐阜市岩地に2月1日にオープンした「忍者ねこカフェ (ねこ)(かげ)」。実はただの猫カフェではなく、就労継続支援事業と保護猫活動を掛け合わせた、一般社団法人サステイナブル・サポートの新事業なんです。
5・6月号のぎふレポにも掲載していますが、こちらでは誌面に載せきれなかったかわいい猫たちの写真と共に猫影についてより詳しくご紹介します。

猫影の外観
忍者屋敷をイメージしたという、和風の店構え。
猫影の内観
店内の壁には忍者に扮した猫のイラストが。

「忍者ねこカフェ 猫影」とは?

誰もが自分らしく生きていける社会を目指して、発達障害や精神障害のある方の支援事業を行っている一般社団法人サステイナブル・サポートが始めた新事業。就労継続支援B型事業所シャンツェの利用者さんが就職やステップアップするための訓練として猫影の運営に携わり、猫たちのお世話や清掃、接客などを行っています。
生きづらさを抱える“人”がいるのと同じように、生きづらさを抱える“猫”もいて、そんな“人”と“猫”双方にとって居心地の良い空間をつくれたら、という想いから保護猫カフェを始めるに至ったそう。元々保護猫活動をされていた方などその道のプロを新たに迎え入れ、猫たちが健康で快適に暮らせる環境を整えています。

目を閉じる猫とこちらを見る猫
カフェ営業のためにも、利用者さんが安心して働くためにも、猫の健康は大切。

猫影の猫たちの様子をのぞき見

猫じゃらしを目で追いかける2匹の猫
猫じゃらしを目で追いかける猫と手を出す猫

2匹仲良く猫じゃらしに反応。

頭上の猫じゃらしを見る猫
猫じゃらしに飛びつく猫

狙いを定めて……思わずブレるほどの躍動感!

隠し扉から出てくる猫

壁かと思いきや…!?忍者屋敷らしい楽しい仕掛けも♪

リラックスして目を閉じる猫

目の前でウトウト。心を開いてくれているのかな~と嬉しくなります。

取材当時は8匹の猫たちが暮らしていました。自ら近寄ってくる人懐っこい子もいれば、人慣れ訓練真っ最中な子もいて実に様々ですが、スタッフの牧野さんいわく敢えて手のかかりそうな猫を選んでいるんだとか。譲渡会の場で本来の魅力を発揮できない子が、猫影でリラックスした普段の姿を見せて譲渡に繋がればと考えているそうです。
オープン間もない頃に取材に訪れたためその時点ではまだ譲渡された子はいませんでしたが、なんと後日、記念すべき1匹目の譲渡トライアルが決定!幸せへの大きな一歩を踏み出しました。

キャットタワーでこちらを見る猫
先陣を切った、ゆきおくん。

人と猫に寄り添い、自分らしく生きやすい場を提供する「忍者ねこカフェ 猫影」。保護猫に興味がある方はもちろん、ただただ猫が好きという方にもおすすめです。個性豊かな猫たちに思う存分癒されてください。

また就労継続支援B型事業所シャンツェの利用者さんも募集中。猫のお世話やカフェの運営業務など作業内容は多岐にわたるため、それぞれの得意・不得意や障害特性に合わせた作業を行っていただきます。興味がある方はまずは気軽にお問い合わせしてみてください。

忍者ねこカフェ 猫影
【住所】岐阜市岩地2-20-20
【営業時間】13:00~16:30LO
【料金】60分プラン:18歳以上1,200円、学生・障害者1,000円
    30分プラン:18歳以上800円、学生・障害者600円、6歳以下500円
(ワンドリンク付、6歳以下は30分プランのみ、高校卒業以降の学生は要学生証提示、障害者は要障害者手帳提示、時間延長・ドリンク追加注文は別途追加料金)
【休日】火曜(祝日の場合は翌日)
【駐車場】15台(無料)
【TEL】058-201-0846(9:00~17:00)
【HP】https://nekokage.org/(猫影)
    https://schanze-gifu.com/(シャンツェ)

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