【9・10月号】風鈴×和傘×武将?キョーレツ映えスポット「関ケ原ウォーランド」を楽しむ

9・10月号18ページ~にてワンデイトリップ旅をお届けしている「関ケ原ウォーランド」ですが、2ページではとても収まりきらず…ウェブにて拡大版をお届け。本誌未公開情報&写真満載でお送りします。

関ケ原ウォーランドってどんなトコロ?

岐阜県関ケ原町は、言わずと知れた天下分け目の決戦、西暦1600年に勃発した「関ケ原の戦い」の舞台。関ケ原ウォーランドは、その合戦を100分の1スケールにてコンクリート像で再現したテーマパーク型資料館です。

足を踏み入れてみると、これがかなりのド迫力!ここにはなんと200体以上の武将像があるんです!

園内のコンクリート像を手がけるのは稀代のコンクリート像作家・浅野祥雲氏。

乱戦が繰り広げられる渦中をお散歩するのはちょっとドキドキします。

戦の様子をリアルに伝えながらも、どこかユーモラスな雰囲気が漂うのもウォーランドの魅力。各武将像は、実際の合戦時の布陣に基づいて配置されているので、実地で合戦を学べるのもポイントです。

輪投げもありました☆
私たち、どこにいるか分かります(笑)?

推し武将を探して巡ってみよう

戦国ファンなら、やっぱり嬉しいのは“推し武将”との遭遇。

こちらは女性人気も抜群に高い大谷吉継さん。

三成公の盟友であり関ケ原で唯一切腹したと伝わる武将の、最期の瞬間が再現されています。涙なくしては語れない大谷吉継にまつわるエピソード(※長くなるので割愛します)ですが、ここに来るとその様子を目の当たりにできるのです。

こちらは「三成に過ぎたる者」と称された島左近さん。

“鬼左近”の異名を持つ三成公の軍師、さすが迫力がありますね~(あと、手相もすごい…!)。

そしてこの方、関ケ原の戦いで誰よりも武功を上げたという岐阜県出身・可児才蔵さん。

持ち運べない程たくさんの首を討ち取ったことでも有名な猛将、像になってもやっぱりコワいです…!

園内には、こんな生々しいシーンも…。

こちらは合戦後、家康公の首実検場です。

実はここでの再現と先程見た大谷吉継さんのシーンは、繋がっているんですよ(詳しくは現地にてご確認を)。

あとはもう一人、どうしてもお会いしておきたい“亡霊”が。

それがこのインパクト大の武田信玄公!!

関ケ原の戦いの頃にはもうご存命ではないのですが、「ノーモア関ケ原」を掲げ、平和を訴えるためにこの場にはせ参じています。全武将の中でも、一番存在感があるかもしれませんね、亡霊なのに(笑)。

今だけのコラボ!和傘×風鈴

さて、そんな関ケ原ウォーランドでは今、期間限定で楽しめるフォトジェニックな景色が。夏期名物の「関ケ原願掛け風鈴まつり」と新イベント「関ケ原 和傘物語・和傘灯り物語2024」が同時開催されています。風鈴にこめられた願いが「厄払いをして福を呼ぶこと」、そして和傘に託された想いが「平和の“和”」と「和の産業・文化の“和”」。どちらも岐阜だからこそ、そして関ケ原の地だからこそ大きな意味のある素敵な企画ですね。

園内を彩る風鈴の数は前代未聞の6,000個!!伊吹おろしに吹かれて一斉になびく様子は圧巻です。

心地良い音色を聞きながら、風鈴のトンネルをくぐるのはとっても風流…と同時に、あちこち顔を覗かせる武将さんたちがなんともシュール。園内には合戦の様相を伝えるBGMも流れていて、このギャップあるコラボレーションがクセになります。

こんなフォトスポットもありました♡

「花伊吹」でローストビーフを堪能

ランチはウォーランドの向かいにあるレストラン「花伊吹」へ。

お目当ては名物のローストビーフです。ちなみに花伊吹さんで食事をすると、マイカー限定でウォーランドの入園料金が無料になる嬉しいサービスも!太っ腹ですね♪

こちらのメニュー、目の前で丼の上にうず高くローストビーフが盛り付けられていきます。

え、え…?どんだけ盛るの!?

どーーーーーーん!

天下丼(近江牛骨スープ付)…2,200円 ※1日限定10食

家康公をイメージしたローストビーフ丼、その量はなんとお肉だけで400g以上!一瞬ひるみますが、柔らかくておいしいローストビーフに、ごはんが進む進む!白米の配分を気にせず食べられるこの肉量、まさに贅沢の極みです♡

お次のメニューも、インパクト大!その名も「近江牛旨辛カレー笹尾山の陣」 です。

近江牛旨辛カレー笹尾山の陣(近江牛骨スープ付)…2,200円

こちらは三成公イメージのローストビーフカレー。玉(=三成公)を抱くローストビーフの笹尾山の周りを取り囲むように、近江の精鋭「近江牛」のカレーがぐるりと着陣。食べ手は東軍武将気分で、笹尾山を攻略して(=食べ進めて)いきます。

上から見ても映えていますね。

三成公(=玉)を囲む肉ミンチの土手もスパイシーで、あと引く旨辛さ。これは順調に攻略できそうです(笑)。

三成公は、とりあえず中盤で討ち取ったり!

お腹も舌も、大満足のランチでした。

花伊吹はお土産売り場も充実しているので、お帰りの際にはぜひお買い物を。

こちらの名物はなんといってもコレ「関ケ原チーズケーキ」

関ケ原チーズケーキ…1,680円

「ほとんどクリームチーズ」というベイクドチーズケーキは、まずそのしっとりもっちり食感を常温で味わって♡冷やしても電子レンジで軽く温めてもそれぞれ美味なので、1ホールたっぷり、色々な食べ方を試してみてください(個人的には電子レンジで10秒チンがベストでした)。

他にもお土産はあれもこれもと目移りするラインナップ。悩んだらお店の方にオススメをお聞きするのがマストですよ◎

艶やか&幻想的な夜のウォーランドへ

夜のウォーランドと聞くと何だか怖そうですが、夜間営業が行われる和傘灯り物語開催中は雰囲気が一変。光の世界に包まれます。というわけで、日暮れの園内へ再び出陣~!

入ってほどなく、まずは光の回廊で思わず歓声とため息がもれました。

ライトアップされた和傘のウォールアートと風鈴のトンネルが、幻想世界へといざなってくれます。

トンネルを抜けると――?

和傘の回廊に、園内で鳴り響く風鈴がなんともロマンチック(BGMも昼とは変わっています)♡ これはデートで行くのも素敵ですね。

大蛇伝説の十九女池だけ、ちょっと怖かったです…。

風鈴まつりは9月29日(日)まで。さらに10月11日(金)からは、和傘物語の第3章が始まるので、こちらも見逃せませんよ◎

昼も夜も大満喫できる関ケ原ウォーランド、「武将×風鈴×和傘」異色コラボの唯一無二の世界観、体感しにぜひ出かけてみてください。

EVENT

関ケ原 和傘物語・和傘灯り物語2024
2章:開催中~9月29日(日)※風鈴まつりも同時開催
昼の部 10:00~16:00
夜の部 18:00~20:30(金・土・日曜、祝日)

3章:10月11日(金)~12月1日(日)
昼の部 10:00~16:00
夜の部 16:30~19:30(金・土・日曜、祝日)

関ケ原ウォーランド

【住所】
不破郡関ケ原町関ケ原1701-6
【料金】
通常料金(4/26~12/1)大人800円、子ども500円、幼児300円
【定休日】
定休日なし、年末年始 ※メンテナンス日あり
【駐車場】
40台以上
【TEL】
0584-43-1177(Sekigahara花伊吹)
【HP】

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