近年各地でこども食堂が増えてきており、それぞれ特色ある活動をしています。でもいったいどこで、どんな思いで、どういう食堂をやっているのか…そんな気になる岐阜のこども食堂を3か所ご紹介します!
やまのおてらの子ども食堂
金華山の麓に位置する岩戸弘法弘峰寺では、ボランティア団体・防災災害子ども支援チームひまわりと連携してこども食堂を実施。「ワンオペで育児を頑張っている方やお母さんたちが息抜きできるような場になれば」という思いで約2年前に始めました。
実際に親子連れの利用者さんも多く、食事後には子どもたちは目の前の広々とした岩戸森林公園で遊び、お母さんたちは育児の悩みを相談し合ったりゆったりおしゃべりしたり…それぞれリフレッシュのひとときを過ごしているようです。
さらに自然豊かなだけでなく、弘峰寺にはなんとヤギも!エサをあげられることもあるようで、子どもたちに大人気です♪
月に一度、ここに来たら誰かがいて一緒にごはんを食べておしゃべりをして――子どもも大人も息抜きできる、素敵なコミュニティの場です。
やまのおてらの子ども食堂
【日時】
毎月第2土曜日 11:00~14:00(食事は~13:00)
(今年はあと10/12、11/9、12/14の予定)
【住所】
岩戸弘法弘峰寺(岐阜市長森岩戸944-99)
【料金】
子ども無料、大人500円
【食事数】
50食(LINEから予約推奨)
【駐車場】
あり
【Instagram】
@team.himawari
リバーサイドこども食堂
岐阜リバーサイドチャーチで今年5月からスタートした「リバーサイドこども食堂」。毎月第2土曜日は地域の人々が集う場として早くも定着しつつあります。
ここの特徴は、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方が訪れること。「誰が来ても居場所を見つけられる、そんなところにしたいんです」という代表・川村さんの言葉通り、食事だけでなく、宿題をしたり、遊んだり、おしゃべりをしたり…思い思いに過ごしています。
運営は川村さんたち5人の役員会を中心に、基本的にはすべて人々の善意によるもの。当日手伝ってくれるボランティアの方々や食材・道具の提供など、「この地域のために」という“善意の輪”で成り立っています。
さらに川村さんは、「もっとこども食堂が広がり、各地域をそれぞれのこども食堂でカバーしていけるようになれば素敵ですよね」とにっこり。こども食堂の運営を考えている方の見学も大歓迎とのことなので、気になっている方はぜひ訪ねてみてくださいね。
リバーサイドこども食堂
【日時】
毎月第2土曜日 10:00~13:00(食事は11:30~)
(今年はあと10/12、11/9、12/14の予定)
【住所】
岐阜リバーサイドチャーチ(岐阜市島田西町54-1)
【料金】
18歳以下・75歳以上無料、それ以外の方300円
【食事数】
50食(LINE、Instagram、電話から要予約)
【駐車場】
あり
【Instagram】
@riverside_kodomo
ひのっ子食堂ふなぶせ
障害福祉事業や保育事業を行う社会福祉法人舟伏が、地域貢献活動としてコロナ禍の2020年に開始。就労支援の場として運営しているプー・ア・プーのパンやお弁当を提供しており、毎月最終金曜日の夕方になると、近隣の小学校に通う子たちが友達同士で訪れて賑わいます。
こども食堂を始めてから、地域における法人の認知度が上がったり、企業・他法人からの問い合わせや見学があったりと、様々な反応や思いがけない効果もあったそう。さらに以前は路地裏の隠れ家的存在だったパン屋に子どもたちの来店が増えたことで、せっかく子どもたちが来てくれるなら…と、なんと店内に駄菓子コーナーも新設されました。
現在は人手やスペースなどの関係から地域の子どもたちに食事を提供という形で行っていますが、ゆくゆくは地域全体の困っている方への支援や居場所を目指しているとのことで、ひのっ子食堂のこれからにも注目です。
ひのっ子食堂ふなぶせ
【日時】
毎月最終金曜日 15:15~17:15
(今年はあと9/27、10/25、11/29、12/20の予定)
【住所】
ベーカリー&カフェ プー・ア・プー店舗前(岐阜市日野東4-10-18)
【料金】
無料(日野地区の小学生以下対象※兄弟姉妹の分もお渡し可)
【食事数】
100~140食程度
【駐車場】
あり
【HP】
https://www.funabuse.or.jp/service/service3/#anchor-section-09
こども食堂によって対象者や食事数などスタイルはバラバラですが、共通しているのは「この地域のために何かをしたい」という思い。その姿に賛同したら、ぜひサポートをしてみてくださいね。