【11・12月号】おもてなしの心息づく「エアーかおる本丸」でゆるり時間

投稿日 2024年12月3日
著者ぷら犬
カテゴリーお出かけ

ぷらざ11・12月号17ページ掲載の「路上アートを巡るワンデイトリップ安八編」でご紹介している「エアーかおる本丸」。本誌では書ききれなかったその魅力を、ウェブ版でたっぷりご紹介します！

「エアーかおる本丸」ってどんなとこ？

そもそも「エアーかおる」とは、安八町で糸の町工場として創業した浅野撚糸株式会社が製造・販売するタオルのこと。その吸水力と速乾性の高さから魔法のタオルと呼ばれており、数々の賞を受賞している名品です。

そんなタオルのことをもっと知ってほしい、購入してくれるお客様をもてなす場所がほしい、という思いで2020年にオープンしたのが「エアーかおる本丸」。ショップはもちろん、古民家にカフェ、日本庭園など見どころ満載のこの施設には、のんびりゆったり長居できる素敵な空間が広がっていました。

古民家＆日本庭園

木々の間を石畳に沿って歩いていくと、創業者宅をリノベーションした古民家「夢想の家」が見えてきました。全国古民家再生協会認定の岐阜県第1号であるここの母屋は、現在カフェのイートインスペース兼無料ラウンジとして開放中です。

1階の窓の外に見えるのは、創業者の「村一番の家を、庭を」という夢を体現した小川や滝の流れる立派な日本庭園。水の音、鳥のさえずり、四季折々の自然を感じながらゆったりカフェ(※後ほど紹介)の商品を頂けるのはもちろん、なんと無料サービスのドリンクも！「買い物をして帰るだけではなく、ここでゆっくりしていってほしいんです」とお話ししてくださったのは浅野撚糸の社員さん。とっても太っ腹ですね！

また、この家にあるインテリアのほとんどは創業者一家が住まれていたときのままだそう。和室には掛け軸や仏壇があり、まるで祖父母の家にいるかのような居心地のよさでした。これは思わずくつろいでしまいます。

こちらは創業者がこだわり抜いたという荘厳な三方開きの名古屋仏壇。その横にいるのはゴリラの「シャチョウ」です。施設内のいたるところで見られるこのリアルな動物のぬいぐるみは、「ここを楽しい場所にしたい」という社長のことばにより置かれています。ちなみにタオルとは特に関係ないのだとか。

そんなおもてなしの心あふれる社長は、扉を隔てた母屋の隣に今でも住まれているそうです。

2階にあるのは大きなヒノキの棟木(むなぎ)。実はこの木、創業者が理想を追い求め3年間探し続けた末に、自らオート三輪車を運転して伊吹山のふもとから運び出したもの。家づくりに対する熱い思いを感じます。

奥には2020年に販売が開始されたタオル「ダキシメテフタバ」についてのパネルも展示されていました。

KEY’S CAFÉ 岐阜安八インター店

古民家のお隣にあるのは「KEY’S CAFÉ」。カフェの１階はカウンター、２階はテーブル席になっています。注目すべきは２階にあるエアーかおるの壁。壁に埋め込まれたカラフルでフワフワの生地に直に触れられ、カフェにいながらにして極上の触り心地を堪能できちゃいます♪。

そして先ほどご紹介した通り、古民家側に移動すれば目の前に広がる日本庭園を眺めながら頂くこともできます。きれいな景色を愛でながらおいしい物を食べる、これぞ至福の時間です。

スフレパンケーキチョコ…500円、メープルラテ…480円
(セットで150円引き※14:00～LOまで)

ふわふわの生地に生クリームがたっぷりのったパンケーキは、チョコの他にもミックスベリー・小倉抹茶・バターのトッピングを選ぶことができます。ちなみに大人気のモーニング(10:00～11:30)では、バターのスフレパンケーキをドリンク代＋150円で注文できちゃうんです！とってもお得ですね♪

ギャラリー

ギャラリーではエアーかおる誕生の秘密や歴史と製造方法をまるっと解説しています。「エアーかおるのロゴのモデルはだれ？」「どうしてこんなに吸収力があるの？」などなどの疑問も、ここに来たら全部解決です！

ちびっ子コーナーでは、動物のぬいぐるみに見守られながらダンボールや新聞紙、タオルを作る糸の紙管でできたおもちゃで遊べます。パンダとの2ショットもお忘れなく！

ショップ＆アウトレット

1階のオフィシャルショップでは「エアーかおる」全種類を購入できる上に、ここでしか手に入らない限定アイテムも販売中。ギフト対応もしてくれるので、オリジナル熨斗をつけて大切な人にプレゼントを贈ってみては？

２階のアウトレットルームで販売されている商品は、主に色基準値範囲外のもの。つまり品質には問題がないけれど、色合いが基準値から外れているものが売られています。一見正規品と変わらないタオルをお安く購入できるのが魅力的♪お祭りの賑わいをコンセプトにした店内には赤青白の旗と提灯のような照明が吊るされ、なんだか楽し気な雰囲気です。