【7・8月号】長良川の鵜飼をいつでも追体験「長良川うかいミュージアム」

大人も子どもも学びがいっぱい!
「長良川うかいミュージアム」って?

今年も5月11日より始まった「ぎふ長良川の鵜飼」。日常が戻りつつある今、夜の観光客も増えて、毎夜、幽玄の伝統美が繰り広げられています。

さて、そんな「ぎふ長良川の鵜飼」について学べる場所といえば、「長良川うかいミュージアム」。長良川の鵜飼を「護り」「伝え」「広める」をコンセプトに、鵜飼の継承はもちろん、清流長良川と鮎をこの先も守り次代に繋げていくことを目的とした施設です。

長良川うかいミュージアム

岐阜市長良の鵜飼屋の地に2012年8月1日にオープンして、今年で11年目。1年を通して、岐阜が誇る伝統漁法の魅力を堪能することができます。

もちろん、5月11日~10月15日の鵜飼オンシーズンに訪れるのもオススメ。鵜飼観覧前に行けば予習になって、夜の本番がより楽しめますよ。

とはいえ、「岐阜にいながら、鵜飼って見たことなくて」とか「オープン時に行って以来、ミュージアムに行ってないなあ」なんて声も巷ではちらほら…。でもそれは、すごくもったいないこと!というわけで、今回は長良川うかいミュージアムについて詳しくレポートします。

【本誌ワンデイトリップ「ゆるっと過ごす川辺の時間、のち鵜飼」はコチラ】

岐阜のシンボル
“金華山と長良川”がお出迎え

チケットを購入したら、まずは2階へ。訪れた人をまず出迎えてくれるのがこの絶景です!

長良川うかいミュージアム

一面ガラス張りの窓からは、県下随一と称される“金華山と長良川”のコラボレーションを楽しむことができます。

長良川うかいミュージアム

こんな風にソファに寝そべりながら、景色を仰ぎ見ることができるのも魅力。ちなみにここまでは無料で入ることができちゃうんですよ。なんとも贅沢ですね~。

何時間でもゴロゴロしていたいところですが、重たいお尻を上げていざ有料エリアへ。

長良川うかいミュージアム

幻想的な篝火トンネルを通って、幽玄の世界へと向かいます。

圧巻の「絵巻物スクリーン」を堪能

幻想的で美しい光景が、しばしば古典絵巻にも例えられる「ぎふ長良川の鵜飼」ですが、こちらのシアターは、なんとスクリーン自体が絵巻物型。大きな画面の前には床面映像と本物の鵜舟の展示もあって、ダイナミックかつ臨場感たっぷりに鵜飼の雰囲気を味わうことができます。

長良川うかいミュージアム

唯一無二のドラマチックな光景と没入感は、この場に来てこそ実感できる感動ですよ。

お次は水面下の世界

どっぷり鵜飼に浸った後は、階段を下りて水底の世界(1階)へ行きましょう。

長良川うかいミュージアム

ここは体験展示等を通して、より深くより間近に鵜飼を学べる場所になっています。

長良川うかいミュージアム

シンボルは、実物の4倍サイズのウミウ(※鵜飼の鵜はカワウでななく海育ちのウミウです)。様々な仕掛けが散りばめられているので、くまなく見てみてくださいね。

他にも実際にふれられるものや、チャレンジ型の展示もあるので余すことなく挑戦したいところです。

長良川うかいミュージアム
長良川うかいミュージアム

クイズコーナーもあるのですが、これがけっこう難しかった…。成績は、ちょっと言いたくありません(苦笑)!

長良川うかいミュージアム
この穴の奥には衝撃的な光景が!!何が繰り広げられているかは、ぜひその目で確かめてみてください。
長良川うかいミュージアム
こちらは地理の勉強にもなるビッグサイズの「御鮨街道すごろく」。ここで一度遊び始めると張り付いちゃうキッズも多数だとか。気持ち、なんか分かります。
長良川うかいミュージアム
長良川うかいミュージアム

篝火の役割が分かる鵜舟の展示。どうして篝火で照らすのかが実感できました。これは本当に“百聞は一見に如かず”ですね。

お土産売り場には、鵜飼や岐阜にかかわる商品が色々。

長良川うかいミュージアムのお土産売り場
長良川うかいミュージアムのお土産売り場
Tシャツ等ここでしか買えないオリジナルグッズもあるので見逃せません。
長良川うかいミュージアムのお土産売り場
非売品ですが、スタッフさんの手作り人形も可愛かったです。

11周年&夏休みイベントが目白押し

冒頭でもご紹介した通り、この8月で11周年を迎える長良川うかいミュージアム。8月31日(木)まで関連企画が絶賛開催中な上、夏休みの自由研究ネタにもなる、親子で楽しめるワークショップが随時行われています。気になるラインナップを一部ご紹介。

●11周年記念プレゼント
8月1日(火)9:00~なくなり次第終了

先着300名様に長良川うかいミュージアムオリジナルトートバックをプレゼント。

●夏休み重ね捺しスタンプラリー
7月22日(土)~8月31日(木)9:00~19:00(入館締切18:30)

展示室内4カ所のスタンプを重ね捺しして、「長良川の風景」を完成させます。

●特別展示「比べてみよう!鵜飼のいきもの」
7月12日(水)~10月2日(月)

鳥の卵や頭骨、魚の標本等を展示して、鵜と鮎の生態を紹介します。

●ECOスクラッチアートで描く打ち上げ花火(1,000円/各回先着20名)
8月6日(日)9:00~11:00または14:00~16:00

クレヨンや画用紙をリユースして行うアートワークショップ。スクラッチアートで打ち上げ花火を描きます。

【申込みはコチラ】

●うかい歩き―鵜飼の里とミュージアム―(無料/当日受付)
8月13日(日)13:00~14:30頃、15:00~16:30頃

鵜匠宅のある界隈とミュージアム内をボランティアさんのガイドで巡ります。
※展示室観覧券の提示が必要

●鵜匠に変身体験コーナー(無料/当日受付)
8月20日(日)10:00~12:00、13:00~16:00

鵜匠の衣装を身に付け、鵜舟の上で鵜を操ります。鵜匠さん気分で写真撮影も。
※展示室観覧券の提示が必要

注目度ますますアップの「長良川うかいミュージアム」と「ぎふ長良川の鵜飼」、この夏、ぜひお出かけください。

長良川うかいミュージアム

【住所】岐阜市長良51-2
【営業時間】5/1~10/15は9:00~19:00 ※その他は~17:00。入館は閉館の30分前まで
【定休日】5/1~10/15は無休 ※その他は毎週火曜(祝日の場合は翌平日)
【展示室観覧料】 15歳以上(中学生を除く)500円、4歳以上15歳未満250円
【駐車場】有(有料)※展示室観覧等で最大90分無料
【問合せ】058-210-1555
【HP】

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