岐阜の路上アートを巡る(高山市・安八町)

街を歩きながら鑑賞できる気軽さが魅力の路上アート。岐阜市からちょっと足を延ばしてのお出かけにおすすめの、高山市のマンホール蓋アートと安八町のウォールアートをご紹介します。

ぷらざ11・12月号では路上アートやお立ち寄りスポットを地図イラストとあわせて分かりやすく掲載。さらに12月に開催される「ロイヤル劇場の夢」や「各務原映画祭」などの注目の映画イベントも紹介しているので、ぜひ誌面・電子ブックもあわせてご覧ください。

※2024年10月取材時の情報です

↑電子ブックはこちらから、どなたでもご覧いただけます!

お立ち寄りスポットとして紹介している「忍者体験カフェ 高山」と「エアーかおる本丸」はWEB記事でも紹介しています!
忍者体験カフェ 高山→https://plaza-gifu.com/2024/11/15/ninjacafe-takayama/
エアーかおる本丸→https://plaza-gifu.com/2024/12/03/airkaolhonmaru/

マンホール蓋アートめぐり(高山市)

直径60㎝ほどの丸形蓋にその地域の特色が表れているデザインマンホール蓋は今や全国に点在。高山市は、合併前の旧町村の時からのデザインを現在も使用し続けており、全部で9種類あります。なかでも、絵柄が色鮮やかなカラーマンホール蓋は各地域に1ヵ所だけ(市街地は3ヵ所)。さらに今夏には「ポケふた」も設置された高山で、“足元のアート作品”巡りを満喫しませんか?

臥龍桜

臥龍公園入口

臥龍桜は樹齢1100年余りの江戸彼岸桜。まるで龍が伏せたような枝ぶりからこのように名付けられたと伝わっています。奥は日本百名山のひとつである位山、手前は市内を南北に流れる宮川です。

ポケふた「ヤナップ・バオップ・ヒヤップ」

©Pokémon.©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズゲーム・ゲームフリークの登録商標です

飛騨高山にぎわい交流館「大政」前

ポケモン好きにはたまらない「ポケふた」。ヤナップ・バオップ・ヒヤップが宮川の川辺で戯れている様子がとってもキュートです。サルのような見た目の3体が選ばれたのは、さるぼぼイメージだからかも?

こばのみつばつつじ

鍛治橋東詰安川交番前・中橋公園・高山駅東口交差点

こばのみつばつつじは高山の市花。「春の高山祭(山王祭)」の頃に市内のいたるところで花を咲かせます。つつじの仲間のなかで一番早く花を咲かせることから、別名は「いちばんつつじ」。

カワセミ

道の駅パスカル清美施設前

清流に生息するカワセミと、2005年に高山市と合併した旧清見村の名前の由来である「清らかな水の流れ」のイメージを重ね合わせたデザイン。パスカル清美ではテレビで紹介&絶賛されたというソースやドレッシングを購入できます。

ウォールアートめぐり(安八町)

安八町には、街中に突如現れる壁画があるのをご存知でしょうか?コンテナや水防倉庫などをキャンパスにした作品は、地元出身のストリートアーティスト「ROAMCOUCH(ロームカウチ)」さんが手がけたもの。2014年から始まった活動「Emotional Bridge Project(エモーショナル・ブリッジ・プロジェクト)」において無償で描かれたその作品の数は10点以上にのぼり、現在も徐々に増え続けているそうです。

津村方水防倉庫

安八町西結471

結神社近くの水防倉庫に描かれているのは、戦闘用のヘルメットをかぶり、武器を楽器に持ち替えて歌う子どもたち。作者の平和への願いを感じます。

結小学校防災倉庫

安八町西結1011

多言語の「ともだち」の文字のもとに様々な人種の子どもたちと動物たちが描かれている、小学校にぴったりの作品。横に書かれたメッセージにも注目です。

安八重機コンテナ

安八町東結259

3つの壁画が並んでいる様子は圧巻。「Emotional Bridge Project」で最初に描かれた作品もここにあります。

むすぶ営農倉庫

安八町東結639北西

最新の作品はGUCCIの紙袋を持ち、和服に身を包んだ黒髪の美女。コイン精米機に描かれた小さな作品なので、見落さないようご注意を。

むすぶ営農敷地内コンテナ

安八町東結624

かわいいクマのぬいぐるみを抱えた女の子。畑のなかにぽつんと佇む作品なので、周りの自然も一緒に楽しんで。

あんぱち夢時計

安八町氷取159-1

安八商工会の駐車場に建つ時計に描かれた作品はカラフル&ビッグ。両面に描かれているので、裏も忘れずにチェック!

ブックハウスあかお

安八町氷取205-4

人魚姫が書いた「WE LIVE HERE」のメッセージ。本屋さんに描かれていることもあり、物語性を感じます。

みのむしハウス

安八町氷取144-1

壁の黒色を活かした、陰影が印象的な作品。とっても繊細に描かれているので、思わずため息が漏れること間違いなし。

ぷらざ11・12月号では、さらに詳しく岐阜の路上アートと「岐阜×映画」について紹介しているので、誌面・電子ブックもぜひあわせてご覧ください。

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