5月13日(土)に、長良川観光ホテル石金で開催された「茶灯祭(ちゃとうさい)」。プロジェクションマッピングが施された会場でお抹茶を楽しめる新感覚のお茶会に、ぷらざスタッフが参加してみました!この記事ではその様子をお伝えします。
茶灯祭の様子
広い会場に入ると、目の前には屏風を並べて作りあげた大きな和風スクリーンがありました。こちらに映像作品が映し出されます。
一体何が起こるのだろう?と、そわそわしながら赤いもうせんの上に座ると、部屋がうす暗くなり、茶道教室の生徒さんによるお点前がスタート。手の動きに合わせて映像が移り変わり、アートの世界に引き込まれました。
作品は鵜飼開きにちなんで「長良川の鵜飼開き」がテーマとなっており、鵜や色とりどりの鮎、水の流れや泡の表現はとても幻想的。仄かな灯りで照らされるお点前も優美でした。
お点前の披露が終わると、お茶とお茶菓子を頂きます。今回出されたお抹茶は松風園様詰の「鵜影」、お菓子は松花堂製の「篝火」。上品な甘みのあるお抹茶に、鵜飼の篝火を再現したお菓子と合わさってさらに美味しく感じられました。時間にして30分ほどでしたが、まったり映像を眺めながらお茶を堪能することができました♪
お茶会に込められた思いとは?
この「茶灯祭」を主催したのは、長良で茶道教室(朱雀軒)を開きながら茶道を通じた総合イベントを展開しているZenlab(ゼンラボ)さん。代表の早川友子先生は「映像制作をしている息子が『茶道は作法が厳しいイメージがあるけど、お茶室の雰囲気は好き』と話していたことから、堅苦しいことは気にせず、誰でも気軽にお茶会に来ていただくにはどうしたら良いだろう、と考えるようになりました。今は情報過多の時代だからこそ、日々の生活の中で、集中したり瞑想したりする時間を作れるように…」という想いで企画したといいます。
また、「伝統を受け継いでいくと同時に新しいものを取り入れていくことも大切なこと。時代にあった面白みを作り上げていくのが楽しいんです」とも語ってくださいました。
開場前には協賛企業様の展示コーナーがあり、岐阜で活躍しているお店や企業が紹介されていました。様々な方の協力があって成り立っていることがしみじみと感じられますね。
お茶会と言えば「着物で行かなきゃ」、「作法を知らなくちゃ」とつい気負ってしまいがちですが、ここでは大人から小さなお子さんまでゆったりと過ごしていたのが印象に残っています。またプロジェクションマッピングというデジタルテクノロジーが不思議と調和した、癒しのひとときとなりました。
このようなイベントをこれからも企画していくとのこと。今後のZenlabさんの活動にも注目必至です!
Zenlab
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