【9・10月号】「9月は防災月間(前編)」~命を繋ぐための非常持出品~

「防災の日」ってなぁに?

本日9月1日は防災の日
そして、8月30日から9月5日は「防災週間」、9月全体は「防災月間」です。

なぜ「防災の日」が9月1日に制定され、9月が防災月間になったのか…ご存じですか?
その理由は3つ。

1つ目は、1923年9月1日に発生した「関東大震災」。相模トラフを震源地として広範囲にわたって大きく揺れ、死者・行方不明者は推定で10万5,000人。明治以降、国内で最大規模の地震被害を記録し、この巨大地震にちなんで9月1日が「防災の日」と結びついたのです。

2つ目は、1959年9月26日に発生した「伊勢湾台風」。台風災害としては史上最多の死者・行方不明者数5,000人以上とあって、防災意識を高める「防災の日」制定のきっかけとなる出来事に。翌年、閣議了解事項として設置されました。

3つ目は、「二百十日」。古来より「野分(のわけ)」(台風の古称)は立春から数えて210日目に当たる9月1日頃によく起こりました。稲作に影響を及ぼす悪天候を恐れて当時から注意喚起として台風シーズンを「二百十日」と呼んでおり、「防災の日」=9月1日と繋がったのです。

…とこんな経緯で「防災の日」が制定されたわけですが、肝心なのは災害の備え。
本日、そして今月は特に防災意識を高められるよう、「ちょい足し防災アイテム」「楽しい防災術」を紹介したいと思います。

自分が“使える”非常持出品を

非常持出品には「1次持出品」「2次持出品」があります。
1次持出品とは、被災時にひとまず1日目を過ごせるだけの必要最低限の備え
2次持出品は、余裕ができた時に持ち出して避難所生活で使えるもの

発災時にとっさに持ち出すであろう“1次持出品を詰めた袋”は両手を空けておけるリュックタイプがベストです。
重さは成人女性で10kg、成人男性で15kg以内に抑えるために中身は最小限にせざるを得ません。
揃えるものも家族構成や個々の事情などによって様々ですが、市販の持出袋にはベビーや女性に必要なアイテムが含まれていないことも。

以下のリストを参考にしながら自分だけのオリジナルセットを用意しましょう。

☑不足しているものはないかチェックして!

おすすめの「ちょい足しアイテム」

1次持出品は、最初(1~2日)をしのぐための物品が基本。あれもこれも欲張ることはできませんが、「あると安心&コンパクトで便利」なアイテムをご紹介します。

●給水バッグ、ウォータージャグ

飲用水・生活用水が足りなくなった場合、給水車からの供給時にはジッパー付きの給水バッグ(写真は5L)が重宝します。折り畳み式のコック付きウォータージャグなら大容量(10L~)かつ便利!


●歯みがきシート、マウスウォッシュ

水なしでオーラルケアできる優れもの。歯みがきシート【写真左】は指に巻いて磨くだけなので、小さい子どもでも安心して使えます。マウスウォッシュ【写真右】は使い切りできるポーションタイプがおすすめ。


●非常時サイリウム

火も電気も使わず、折り曲げるだけで発光。LEDやロウソクに灯りに比べると明るさは劣りますが、電池要らずという点が◎。軽量で子どもに持たせても取扱いに心配がないので、ぜひ家族の人数分用意して。

●圧縮タオル

少量の水でタオルに早変わり。普通のタオルに比べると薄手ですが、何枚あっても困らないアイテムなのでたくさん忍ばせておいても。

これらはすべて100円ショップでゲット(一部200円以上の商品含む)できるもの。100円ショップが取り扱う防災グッズの充実度は年々パワーアップしているんですよ!
「使うかどうか分からないものをわざわざ買い揃えに行くなんて…」と敬遠してしまうかもしれませんが、1つ100円程度なら買い物ついでに楽しく“備え”ができると思いませんか?

点検ポイント

十分に揃えてあったとしても、定期的に点検して入れ替えたりする必要があります。なぜなら、“夏にあると便利なもの”と“寒い季節の必需品”はまったく異なるし、子どもの成長とともにアイテムも変わってくるから。

我が家の場合、1次持出品は常に車のトランクに保管(出勤や子どもの送迎など毎日車移動だから)していますが、ボディシートが乾いていたり、とっくに使わなくなった紙おむつが大量に…なんてこともありました。やはり見直しは大切!いざという時に役に立たなければと意味がありませんからね。

防災グッズ点検ポイント】
 ✔ 飲料水や非常食の消費期限
 ✔ 懐中電灯やラジオ、充電器の動作確認
 ✔ 季節に応じたものか、新たに追加すべき用品はないか  など

今回は、命を繋ぐために必須となる非常持出品について学びました。
家族で“防災”を話題にしながら、ご家庭の防災アイテムを一度チェックしてみてくださいね!

【後編】では、被災しても在宅で安心安全に過ごせることを目的とした防災訓練「防災キャンプ」をご紹介します。
お楽しみに♪

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