5・6月号の巻頭特集は、いよいよ5月6日に開庁する「岐阜市新庁舎」。本誌でも新たな庁舎ならではの特長を詳しく紹介していますが、ここでは、まだまだ載せきれなかった情報も併せてお届け。「市民に開かれた新庁舎」と銘打たれている新庁舎の、多目的に使える共用スペースをご紹介します。平日はもちろん土日祝日も利用できます。
エントランスモール(1階)
市民が自由に行き来できる南北に長い空間。見ての通りの3層吹き抜け構造で、開放感のある造りになっています。
こんな風にバスの運行状況も、随時電光掲示板で案内してもらえるので便利ですよね。
1階には銀行や郵便局、ATM、売店(ヤマザキショップ)等も集約されているので、手続きだけでなく様々な用事を一度に済ませられるのも嬉しいところです。
館内のサインには、直感的に伝わりやすいピクトグラム(図記号)を採用。
トイレやエレベーター等の庁内設備にはISO(国際標準化機構)規格をベースにしたピクトグラムが併記されています。
エントランスモールを突っ切って北側エントランスを抜けると現れるのが、
「みんなの広場 カオカオ」と「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。
こうした施設同士のスムーズな一体利用が考えられているのも、新庁舎の大きな特徴なんですよ。
市民交流スペース「ミンナト」(1階)
その「みんなの広場 カオカオ」に面しているのが、市民交流スペース「ミンナト」です。
自由にくつろげる休憩・談話スペースとしての利用はもちろん、北側のガラス窓を開放すれば「みんなの広場 カオカオ」と一体となったイベントも可能に。
スペースの一角には、グランドピアノも設置されています。この先ピアノイベントやライブが開催されるのかなぁ…なんて、夢も膨らみますね♡
外側に設置されたベンチは、市民交流スペース「ミンナト」をステージとしたイベント時にも大活躍しそうです。
みどりの丘(4階)
続いてやってきたのは、4階にある屋上緑化スペース「みどりの丘」。
この場所にある植栽は金華山や岐阜にちなんでいます。そういった視点で岐阜市の風土の特長や魅力を肌で感じられるのも素敵ですよね。
そしてもう一つ、「みどりの丘」には新たなシンボルが。
それがこの「平和の鐘」です。恒久の平和を願って設置された平和の鐘は直径60㎝の洋鐘で、1560年創業の鋳物メーカー「ナベヤ」さんにより鋳造、十六銀行さんにより寄贈されたもの。毎日正午になると時を告げます。各種事業への活用も考えられているそうなので、今後は岐阜の街に鐘の音が響く機会も増えそうですね。
こうして間近で見ると、鋳肌の趣がとても渋くて重厚です。
みどりの丘には、北側の外階段からもアクセス可能。
同じく外から入れるレストラン「市役所大食堂(2階)」は、メニュー豊富で誰でも利用できます(11:00~20:00/年中無休)。こちらのオープンも待ち遠しいですね。
展望スペース「つかさデッキ」(15・17階)
さて新庁舎オープンに際し、やはりこの地上60~70mの展望スペースに行くことを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
外周部のサッシには、トリプルLow-E複層ガラスと呼ばれる遮熱・断熱に優れたエコガラスが使われている新庁舎。この大きなガラスにより、どの階にも明るい光が差し込み快適な空間が広がるとともに、上階になればなる程、窓から見える景色も格別。15、17階という高層階の展望スペースが設けられており、しかも土日祝日も利用できるのは嬉しい限りです。
展望スペースからの眺めはこんな感じ。
間近に見える金華山・岐阜城と長良川、岐阜市最高峰の百々ヶ峰等、岐阜市の誇る絶景がこのアングルから眺められるのは、とても新鮮かつ贅沢です。
こんな風にみんなの森 メディアコスモスの屋根も見下ろせます。上から見てもユニークでお洒落なデザインですね。
5月6日(木)の開庁を控え、燦然とそびえる岐阜市新庁舎。私たちの未来を担う施設であり、市民の憩いの場である新たな岐阜市のシンボルに、ぜひ注目してみてください。
岐阜市新庁舎
所/岐阜市司町40-1 マップ
問/TEL.058-265-4141(代)
時/エントランスモール、市民交流スペース「ミンナト」、展望スペース「つかさデッキ」は平日、土日祝日共に8:00~20:00開放