【3・4月号】メニューも設備も大充実「ビー珈琲」

喫茶店で使う金額、岐阜市は日本一!

総務省が2022年の「※家計調査」を発表し、岐阜市は1世帯あたりの“喫茶代”が3年連続で全国1位に!――
今年の2月7日、そんなニュースが飛び込んできました。
(※家計調査…全国の都道府県県庁所在地および政令指定都市〈岐阜県の場合は岐阜市〉の2人以上の世帯が対象)

調査によると、岐阜市の1世帯当たりの喫茶代支出額は1万5,616円。2位の名古屋市は1万3,427円と大きく引き離した“全国トップ”です。
たしかに、ご年配の方々の憩いの場や友人との待ち合わせ、お子さん連れやおひとりさま…世代問わず大勢の人たちで賑わう喫茶店は、岐阜(岐阜市に限らず!)では日常の光景。
岐阜にそんな喫茶文化が定着している要因は、やはり充実したモーニングサービスや常連さんの存在が大きいに違いありません。

というわけで、ぷらざ3・4月号には読者の皆様にも大・大・大人気の企画「モーニング」を6ページにわたって掲載。NEW OPENやぷらざ初登場のお店など全10店をご紹介しています。
ここでは、インタビュー時の裏話など本誌で載せきれなかった内容を披露します。

唯一無二のモーニングメニュー

2020年3月、羽島市に誕生した「ビー珈琲」。岐阜の玄関・岐阜羽島駅から車で約5分の場所にあります。

ビー珈琲

私、スタッフKもオープン直後に友人と利用したことがあり、その時に食べた“鰹節ご飯”の美味しさが忘れられず…。
モーニング特集の企画にあたり、全5種類あるモーニングの中からこちらのメニューを取材させていただきました。

ビー珈琲の鰹節卵かけご飯の朝食(モーニング特集より)
鰹節卵かけご飯の朝食(ドリンク代+250円) 

ご飯の上にふんだんにのっている鰹節は、1808年創業の老舗かつおぶし問屋「丸勝かつおぶし」さん(東京)の高級花鰹。ビー珈琲の代表・髙木さんにお話しを伺うと、全国の有名な料亭や高級お寿司屋さんなどに卸していらっしゃる一流品なんだとか!

「あのときの忘れられない美味しさはコレね♡」と合点がいったのと同時に、そんな高級品をここまで贅沢に使っていらっしゃるなんて!」と驚きを隠せませんでした。

ふわふわと立ち上げる鰹節の海に、生卵をポットン!
単純にTKG(卵かけご飯)が大好物♥という方も、日本の食文化に深く根差す鰹節の風味をひたすら堪能したい方も…
ビー珈琲でしか味わえないこの一品をぜひ試してほしいです。

厳選メニューが盛りだくさん☆

ハンドドリップで淹れるオリジナルのブレンドコーヒーをはじめ、クリームソーダや自家製レモネードなどドリンクメニューは25種類以上
それらをお供にしたモーニングでは自慢のもっちり米粉パンも選べ、+250円~のオプションで「とろ~りチーズ」や「アボカドと鶏ハム」をのせたアレンジパンも頂けます。

また、「かつおぶしナポリタン」をはじめとするユニークなフードや厳選素材を使った自家製デザートなど、どれもオシャレかつこだわりがたっぷり♪キッズメニューも豊富です。

利用シーンで使い分け

ビー珈琲店内

天井が高く白を基調とした開放的な空間には席数が60席ほどあり、誰もがゆったりと寛げます♡
なぜなら…キッズルームや個室から、コンサバトリーやテラス席まで様々なタイプがあるんです!

ビー珈琲のキッズルーム
ビー珈琲のキッズルーム

小上がりタイプのキッズルームは3ゾーンあります。

ビー珈琲はオムツ替えシート&授乳室もあり

オムツ替えシート&授乳室が目の前にあって、赤ちゃん連れでも安心感この上なし。他のお客様から見えにくい店内奥にあるのも、ママたちが快適に過ごせる配慮が垣間見えます。

ビー珈琲の個室
使い勝手抜群の個室

商談やちょっとしたミーティングにぴったりな個室もあります。スライドドアで完全に閉め切れば他のお客様の存在も気にせずお話しできるので、ビジネスシーンに最適。

元「蔵」だったスペースをリノベーション

自然光をたっぷり浴びながらカフェタイムを満喫したい方は、コンサバトリーテラス席が断然おすすめ。メインストリートよりも中に入っており、喧騒から離れてリフレッシュできます。

入口の前にはスロープがあり、オストメイト機能付きトイレも完備とあってバリアフリーにも対応◎なので、いつでも誰でも気軽に利用できます。

コンセプトは「人が集まる喫茶店」

「ビー珈琲」の店名が気になり、「どうして『ビー』なんですか?」と髙木さんに尋ねたところ…
それには、かつて存在した1軒のお店にまつわるエピソードがありました。

昭和40年代、東海道新幹線開通に伴い開業した岐阜羽島駅の前にできた喫茶店「ブラザー」。それは、髙木さんのお祖母様が営んでいたお店。岐阜羽島駅あたりに人がいっぱい集まりますようにという想いでオープンさせたそう。

時を経て、髙木さんが地元・羽島にカフェをオープンする際、「祖母の想いを引き継ぎたい。『人が集まる喫茶店』にしたい」とブラザーの頭文字「B」をもらったのが店名の由来でした。

さらにロゴマークにも、250年以上前に遡る羽島の歴史が関係していることが発覚!

その昔、木曽川・長良川・揖斐川の木曾三川に囲まれた海津市や羽島市など輪中地帯は、洪水による被害が後を絶ちませんでした。江戸時代中期、幕命によって薩摩藩が3つの川を分流させる治水工事を施工。犠牲者80名以上とも言われる「宝暦治水」において、薩摩藩士たちがを水害から輪中地帯の命と暮らしを守ってくれた――。

“その恩を忘れない”“精神的につながっている”の意を込めて、薩摩義士の紋「丸に十文字」と、羽島の「羽」の中に表されている「八八」を組み合わせたロゴを作り出したそうです。

『羽島に暮らす人たちや先人たちに感謝し、恩返しをしたい』
そんな髙木さんの気持ちがカタチになったビー珈琲は、新たな出会いや交流が生まれる場所になっています。


ほっと寛げるモーニングタイムに、美味しいお食事でお腹を満たせるランチタイムに、映えデザートが楽しめるティータイムに…ぜひ足を運んでみてください。

ビー珈琲
【住所】 羽島市竹鼻町錦町86
【時間】 9:00~16:30LO
【TEL】 058-201-7175
【H P】 https://bcoffee.jp/
【Instagram】 b__coffee

この記事を書いた人