【5・6月号】~ジブリパーク~チケットなしでも楽しめるスポット【前編】ー見どころ3選ー

モリコロパークの中に「ジブリパーク」が誕生

外の空気が気持ち良い季節になりました。
「行楽シーズン、どこに行こうかな?」と迷っている方にぜひおすすめしたいお出かけ先が、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園です。
2006年の開設以来モリコロパークの愛称で親しまれており、東海エリアの中でも特に人気が高い公園。2005年には愛知万博(愛称:愛・地球博)が開催されていた場所でもあり、万博に足を運んだ人にとっても思い出の地と言えるでしょう。
そんなモリコロパークの園内に、昨年11月「ジブリパーク」第1期エリアが開園したことは愛知県のみならず全国的にも大きな話題に!国内外のジブリファンが今、続々と訪れている公園施設です。
ジブリパーク各エリアに入るには有料のチケットが必要ですが、“チケットがなくてもジブリ作品の世界を感じられる”との耳ヨリ情報も…。
ジブリパークの日時指定予約制チケットを持たぬまま、私も5歳の息子と一緒に行ってみることにしました。

ここでは、ぷらざ5・6月号本誌には掲載しきれなかった写真を中心に、レポをお届けします。

見どころ1:メインゲート&北口広場

リニモ「愛・地球博記念公園」駅の利用者など、公園北口から入る時に出会えるゲート。

「EXPO 2005 AICHI COMMEMORATIVE PARK」と、両サイドにある「モリコロパーク」「ジブリパーク」の名称のアイアン
よく見れば、印象的なジブリパークのロゴが…!

4本の柱にあるブロンズ製オーナメントには年号と当時のシンボルがデザインされ、公園の歴史を辿ることができます。

2005年 愛・地球博 長久手会場
2022年 ジブリパーク開園

そのまま北口広場を進むと現れるのが「エレベーター塔」


公園の開設後ずっと同じ場所にあるエレベーターですが、ジブリパーク開園にあわせてリニューアルされたそれは格好がまるで違い、品格と威厳を備えています。
デザインのもとになっているのは、『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』といった19世紀末の空想科学的世界観

時計や月のオブジェ、フラッグまで…細部までうっとり眺めてしまう、かっこいいジブリパークの入口の1つ

エレベーター乗り場の反対側には展望台も。広~いモリコロパークを見渡せます。

自然豊かな景色を前に、「この中にジブリパークがあるの?」と不思議な気持ちになりつつも、ともかくエレベーターに乗って下へ。

下から見上げても圧巻。どこを切り取っても絵になります!

見どころ2:「ジブリの忘れもの」

園内散策をしていると、ベンチに何かが置いてあるのを発見!
「あっ、これは!!」

大変!『紅の豚』に登場するようなドル袋を置き忘れてしまったようです。

実はコレ、公園内にある「ジブリの忘れもの」
ジブリ作品に登場するアイテムが、ブロンズ製オブジェとなってあちこちに点在しているんです!

「他にも見つけられるかなぁ」とキョロキョロ探し始める息子。

息子が大好きなパズー(『天空の城ラピュタ』)が持っているようなゴーグルをじっと見つめたり、『ゲド戦記』に出てくるような剣に手を添えてポーズをとってみたり…。
「あー!あの作品のだね!!」と話ができるのも幸せなひとときです♡

「ジブリの忘れもの」は園内に15ヵ所あるとのこと。今回はコンプリートならずでしたが、「また今度来たときに!」とあえてお楽しみを取っておきました★

見どころ3:稲楼門(とうろうもん)

この門、ジブリの名作に登場するアレとどことなく雰囲気が似ていませんか?
――そう、『千と千尋の神隠し』に出てくる「油屋の世界です。

「稲楼門」は、名古屋市中村区で開かれていた料亭「稲本」からきており、2009年の営業終了後も存続されていたものの、2018年に解体が決定。その際にスタジオジブリが楼門を譲り受け愛知県に寄付し、復原されたものがこのモリコロパークにやってきたというわけです。

そんな稲楼門の真正面で出迎えてくれているのが、作品でもちらりと出てくる「石人」のオブジェ。

なんとも愛おしい表情にほっこり♡思わずスリスリしたくなるのもすごく分かる(笑)

この石人の裏側は…その秘密は現地でお確かめくださいね!笑

広場とあって東屋(あずまや)がいくつか整備されており、疲れた時はベンチに座って休憩もできますよ。

© Sutudio Ghibli

このように、散策しているだけでもふっと足を止めたり記念撮影をしたくなるようなジブリ作品の要素が、園内にはいっぱい!モリコロパークの魅力は行ってみればきっと分かります★

さて【後編】では、見どころの4つ目「どんどこ森」をご紹介しますね!
お楽しみに(´▽`)

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