2023年11月末から岐阜市内で運行がスタートした、ハンドルも運転席もない「自動運転バス」。岐阜市は「自動運転バスがいつも走っているまち」を目指して、現在5年間の継続運行を行っています。
…ということで、先日、早速乗って参りました♪ 12月末に設置完了予定の「ぷらざ1・2月号」にも関連記事を掲載していますので、本ブログと併せてお楽しみください。
あらためまして、自動運転バスとは?
「自動運転バス」は、乗務員がいなくても自動で走るいわば“未来のバス”。ただし、現在岐阜市内を走っているものは、まだそこまでのレベルには至っておらず、オペレーターが同乗して手動運転・自動運転を織り交ぜながら走行しています。岐阜市では2019年から実証実験が行われており、この11月末からは実験的に5年間継続運行がスタート。中心市街地で5年間継続運行されるのは全国初だということもあり、市内外から大きな注目が集まっています。
気になる運行ルートは下の2つ。
①中心部ルート(JR岐阜駅から柳ケ瀬、メディアコスモスを通る約5㎞のコース)
…毎日運行(30分間隔/1日12便)
②岐阜公園ルート(JR岐阜駅から川原町、岐阜公園などを周遊する約9㎞のコース)
…土日祝日運行(2時間間隔/1日3便)
定員は各便10名、原則予約制&無料で乗ることができます。
まずは予約してみます
原則予約制、ということで、まずは事前に乗車予約。希望日の30日前から、次の2つの方法で予約可能です。
①電話で予約(9:00~17:00の間にTEL.070-3390-0055へ電話申し込み)
②LINEで予約(下記二次元コードから24時間アクセス可)
今回は②の方法でやってみました。
【LINEでの予約方法】
乗車時に予約確認画面を見せる必要があるので、LINEで予約した場合は当日スマホを持って行くのをお忘れなく!
予約日当日、いざ乗車!
今回選んだのはJR岐阜駅~柳ケ瀬~岐阜市役所・メディアコスモス~高島屋前~JR岐阜駅というコースを辿る「中心部ルート」。乗り場はJR岐阜駅前のバスターミナル「3番のりば」です。案内がたくさんあって十分に分かりやすいですが、迷ったときは「ミスド前」と覚えておくと良いかも?
すでに「GIFU HEART BUS」が停まっていました。か、かわいい~!バス停のデザインもオシャレで、さすが水戸岡鋭治氏デザイン…とテンションが上がります。時間に余裕があったため、記念撮影してから乗車。キャッキャと騒ぐ我々を、赤いジャンパーを着たスタッフの方々が温かく(?)見守ってくれていました。
中はこんな感じで割とコンパクト。10人分の座席がぐるりと壁際に設置されています。出発前に「急ブレーキがかかることもあるので、シートベルトをつけてくださいね」と案内がありました。いざ出発!
現在の「GIFU HEART BUS」のスピードはMAX19キロ。町なかをゆっくりと進みます。路上駐車や障害物などを検知した際は常に停止するようにプログラムされているため、その場合にはオペレーターさんが手動操作に切り替えて走行するなど、自動⇔手動を随時切り替えているそうです。「切り替えるときに少し揺れたり、自動だとブレーキが少し急なこともあります」とオペレーターさん。
今回乗り合わせたメンバーはおしゃべり好きな方が多く、車内は和気あいあいとした雰囲気。「こりゃ面白い、愛知から来た甲斐があるよ」「今のはちょっと急だったね、まだまだ成長途中なんだろうな」「いやいや、昔の市電よりスムーズよ」「これからだと思って温かく見守っていこうね」等々、いろんな会話が行き交っていました。
あなたも未来を体感してみて
JR岐阜駅を出発して、再び戻ってくるまでの所要時間は40分ほど。スピードはゆっくりめ、揺れるシーンもあって「乗り心地サイコー!」とまではいえませんが、世の中の最先端技術を体験している実感、未来をのぞき見している感覚はワクワクでした。「5年後はどうなってるでしょうね。もっと小さい車両が大量に走っているかも、運転士が足りなくてもっと大きい車体に変わっているかも。そういうことを想像しながら乗るのも楽しいですよね」とはオペレーターさんの言葉ですが、しみじみ同意。気になるあなたはぜひ一度乗ってみてください。そして一緒に、未来に想いを馳せましょう!
【自動運転バス「GIFU HEART BUS」】
【運行期間】 ~2028年3月31日(金)の10:00~16:00
【問合せ】 070-3390-0055(自動運転バス問合せ窓口)