読者に聞く「麒麟がくる」のココが好き その1~人物編~

本誌連載の「光秀紀行・解」の最終回でもお知らせした通り、今回はぷらざ読者の皆さんからお寄せいただいた、大河ドラマ「麒麟がくる」の感想を一挙ご紹介! もう皆さんの溢れる麒麟愛、十兵衛愛がものすご~く熱くて深くて♡ というわけで今回は皆さんと共に麒麟がくるロスを共有しつつ、大いに盛り上がりたいと思います。

明智十兵衛光秀

【VOICE】
●信長好きなので明智光秀はあまり好きではなかったのですが、理知的で優しい十兵衛が好きになりました。(50代女性)
●信長をなだめる光秀の助言が素晴らしい。
●とても頼もしくみんなに信頼されていてかっこいいです。(40代女性)
信長に対してはっきり意見を言うところが好き。(30代女性)
光秀の洋装姿が信長みたいでカッコよかったです。(50代女性)
●光秀がとてもいい人だと分かった。彼のような人に天下をとってほしかった。(50代女性)
●信長を光秀が支え、力を持っていたことを知りました。真面目な方でしたね。(60代女性)
武士の誇りを忘れぬ男、明智光秀!(30代女性)
●主君を裏切ったマイナスのイメージが強かったけれど、苦しみながらも彼なりの目的を持って行動に及んだことが分かった。(30代男性)
●威張ることなくいつも庶民の気持ちになっている言葉は、とても胸打ちます。(30代女性)
●人想いなところ!戦上手なところ(が好き)。(小4男子)
●光秀の性格の良さがドラマから伝わってきた。長谷川博己さんファンだから?(70代女性)
●イケメン長谷川さんの大ファンです。(40代女性)
●長谷川博己さんがとてもカッコよいです。(30代女性)
●明智光秀は長谷川博己さんのハマり役!(20代女性)
●長谷川さんが出るだけでキュン死♡(40代女性)
実直な性格にどんどん好きになっていきます。(40代女性)
光秀のイメージが180度変わってしまい、未だ頭の整理ができず。(80代男性)
●家族を守るという彼のセリフと、共に皆が幸せに生きられるようにするという理想が好き。(70代女性)

熱烈な長谷川さんのファン多数! もはや「長谷川博己さん=十兵衛」といっても過言ではないくらい、カッコよくて強くて賢く、バカ正直で、乙女ゴコロにはちょっと鈍感な明智光秀像が定着しました。

ちなみにこれは「麒麟がくる」放映前に行った明智光秀のイメージ調査。

2020年1月号より抜粋)

ドラマが始まる前は出身県・岐阜でも意見の分かれる光秀の印象でしたが、彼の真っ直ぐでぶれない理想と行動、その先に描かれた「本能寺の変」には誰もが納得。悲しくも未来への希望を感じさせる(戦国時代のお話ですが)ラストも印象的でした。

織田信長

【VOICE】
●染谷将太さんはイメージに合わないと思っていましたが、今はしっくり!(50代女性)
●二条城の築城に石仏を使っていたシーンは、宗教にとらわれない信長らしさが出ていた。(20代女性)
●染谷君がとてもいい!何を考えているか何を言い出すか分からないような少し怖いあの目が信長の役にぴったりです。(50代女性)
「褒めてもらうことに生き甲斐がある」ということを初めて知った。(70代男性)
●はじめは「えっ、こんなキャラなの?」と思ったのですが、見ているうちに違和感はどこかへ消えていきました。こんなに子どもっぽい信長さんは初めてかも。(10代女性)
●信長役の染谷さんにドキドキ。顔が信長になりきっていて見入ってしまいます。(30代女性)

光秀以上に「イメージが変わった!」、「今は染谷クンの信長しか考えられない!」といった声が多かったのが織田信長。従来の威圧的な強さ・恐ろしさとは違う、純粋さと承認欲求ゆえの怖さが際立っていました。再三のスカウトを何回ふられても、死ぬまで十兵衛ラヴだったのもよかったですね。

斎藤道三

【VOICE】
●本木雅弘さんの斎藤道三が渋くて好きでした。やっぱりオーラがあります。(40代男性)
●モックンが「鶴瓶の家族に乾杯」で岐阜に来てくれたことが嬉しかったです。(40代女性)
●モックンのポスターを見ると見入ってしまいます。(60代男性)
●回を重ねるうちに「美濃のマムシ」にハマっていきました。(50代女性)
●モックン道三の迫力とかっこよさが魅力でした。(40代女性)
●本木さんは道三役ドンピシャリ!信長まつりにもぜひ来てほしい。(80代男性)

「まさか美濃のマムシをあの彫刻のような美しいお顔で!!♡♡」と、岐阜県民が震撼したのが本木雅弘さんの道三キャスティング。でも司馬遼太郎さんの「国盗り物語」にも、ちゃんと道三はイケメンって書かれていますよ。

というわけで、道三については老いも若きも男も女もみんなが「モックン」「モックン」ラブコール(笑)。VOICEにもあるように、何度も岐阜に来てくださったのも嬉しかったですよね(※道三まつりと信長まつり共にお待ちしております)。現在は岐阜城資料館に展示されている、毛穴まで再現された等身大フィギュアも必見です。

帰蝶 

【VOICE】
●川口春奈さんがとにかく素敵! 可愛い! 策士! 突然の抜擢でしたがそれを受けた心意気も惚れ惚れします。お若いのに堂々としていらして、帰蝶らしかったです。
●凛としていて信長にも動じない姿が、とてもかっこよかった。(55歳女性)

帰蝶Pの異名をとる策士っぷりと美しくキュートなお姿は男女問わず視聴者を悩殺♡♡ 十兵衛への分かりやすい片思いも可愛く切なかったです。

煕子

【VOICE】
●光秀と会話している様子がほのぼのとしていて好ましかったです。(60代女性)
●優しさの中に強さが光る女性。私もそんな女性になりたいです。(30代女性)
●美人すぎ。(30代男性)
●ふわりと柔らかな女性ながら芯もある姿が好き。(60代女性)

花びらをまきながら現れ、亡くなるときさえも花のように可憐だった煕子。個人的には帰蝶の十兵衛に対する片思いを、ちゃんと把握してたのもツボでした(笑)。けっこうしっかりしてる!

松永久秀


【VOICE】
権力や常識に収まらず、豪快にふるまうイメージが、吉田鋼太郎さんの演技にぴったり。(40代女性)
●声が大きいところとか、吉田鋼太郎さんの素のままなのが面白かった。(40代男性)

彼もまた魅力的な新しい人物像が確立された一人。十兵衛の人生に大きな影響を与えたイケオジでした。遊郭での遊び方のこなれ感もダンディでしたね。

個性豊かな歴史上の人物たち

【VOICE】
足利義輝が高貴で素敵だった。三淵藤英細川藤孝幕臣衆とのトリオがまばゆすぎました。(30代女性)
足利義昭の人間らしさ、弱さを表した描き方を、興味深く見ていた。(40代女性)
斎藤高政が好き♡(10代女性)
徳川家康的な考え方が気に入っています。(70代男性)
●ドラマで取り上げられることがあまりなかった近衛前久様。本郷奏多さんが若き公家を熱演しているのを見ていいなと思います。(50代女性)
朝倉義景は、なんか変わった感じがしてよかったです。(40代女性)
摂津晴門(片岡鶴太郎さん)の顔芸と語尾。(30代男性)
●鶴太郎さん(摂津晴門)の憎たらしい演技が最高でした。(50代女性)
佐久間信盛を演じた金子ノブアキさんが凛としてかっこよかった。(70代女性)
●号泣するのは、思えば伝吾のシーンばかりだった…。(30代女性)
●坂東玉三郎さんの正親町天皇いいです。なんと言っても美しい。時の帝はこうだったのであろうと思います。(60代女性)

これまであまり深掘りされることのなかった人物が魅力的に描かれているのも「麒麟がくる」の面白さ。ぷらざ読者の間では唯一の悪役(?)ともいうべき幕臣の摂津晴門が、やたらと人気でした(確かに退場後は清々しい反面、かなりのロスだったカモ…)。また、柴田勝家ら信長家臣団もイケメン揃い☆ 個人的には佐久間信盛の荒くれ→物静かな変容と十兵衛へシンパシーが素敵だなあと注目していました。

オリジナルキャラクターにもファン多数

【VOICE】
ちゃんが好きです。戦の連続でも駒ちゃんの場面ではちょっとホッとできます。(50代女性)
●門脇麦ちゃんの駒が可愛いですよね。(50代女性)
重要な役目を追う架空の人物駒様から目が離せませんでした。(70代女性)
駒さんと菊丸さんがアクセントでいい味を出しています。(40代男性)
●岡村隆史さん(菊丸)の大ファンです。演技がとても上手だしかっこいい。(30代女性)
伊呂波太夫のピリッとした指摘と光秀を助ける役柄。オリジナルキャラクターが実在か空想するのも楽しい。(50代女性)
●医師の東庵先生が個性的で好き。(60代男性)
伊呂波太夫と東庵先生のやりとりが楽しかった。(40代女性)

キャラクター個々の魅力に加えてぷらざ読者の人気が高かったのが「駒×菊丸」のコンビ。物語の中では菊丸の片思いで、それに気付かない駒ちゃんが振り回していましたが…十兵衛も公方様も出し抜いて菊丸が人気ナンバーワンに(※駒とのカップリングにおいて)! それにしても駒ちゃんは、あっちでもこっちでも無自覚に大物人脈広げまくり! 希代のモテ女でした♡

次回は「名言&名シーン編」をお届け。麒麟がくるロスに、もうしばしお付き合いください。

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