ぷらざSTAFFの偏愛おやつ♡ SPECIAL VERSION 1

とっておきぷるるんスイーツ3選

ぷらざ9・10月合併号企画「トキメキ☆3時のおとも」の特別コーナー「ぷらざSTAFFの偏愛おやつ」。こちらのブログ記事では本誌に載せきれなったスタッフの思いの丈ごと、さらなる暑苦しさ(?)で大熱弁。第1回は残暑の時期にいっそう美味しい涼やかなスイーツをプレゼンします。

\スタッフSのオススメ/
実は岐阜のソウルフードってご存じですか?

アカシヤはちみつ入りニッキ寒天…6個入り350円(谷田商店)

最初にご紹介するのがピンク、黄色、黄緑の3色でお馴染みの素朴な寒天。子どもの頃から当たり前に親しんでいて、時々無性に食べたくなる! という大人も多いのではないでしょうか? かく言う私もその一人。小学生の頃、祖母がよく買ってきてくれて、ゼリーやプリンと一緒に冷蔵庫の一角に鎮座しているラインナップの一つでした。中でもカラフルな見た目のニッキ寒天は、私の中で断トツの花形🌸、とりわけこの谷田商店さんのものが大好きで、今もストックがないと落ち着かない程です(笑)。

アカシヤはちみつ入りニッキ寒天…6個入り350円(谷田商店)

ところでスーパーマーケットに行けばまず見かけるこの寒天、なんとほぼ岐阜でしか売られていないこと、ご存じでしたか? こんにゃく屋として始まった谷田商店さんですが、社長の谷田武繁さんによれば、こんにゃく作りの閑散期に作り始めたのが、ところてんやこのニッキ寒天なのだそう。岐阜といえば、東濃地方の恵那市山岡が寒天の大生産地ですが、こうした土地柄も深く関係しているのかもしれませんね(現にこのニッキ寒天、東濃地方でより盛んに売られているそうです)。

アカシヤはちみつ入りニッキ寒天…6個入り350円(谷田商店)

そんな地域に根差したソウルフード的スイーツと知れば、愛おしさもひとしお。透き通った寒天にスプーンを差し込めば、寒天ならではのキレのよい感触がGood👍 すくったときのエッジのある形状も、寒天ならではですね。

アカシヤはちみつ入りニッキ寒天…6個入り350円(谷田商店)
まるで宝石のように美しい♡

口に入れるとはちみつの優しい甘さが広がり、その食感もまた独特。オノマトペで表すなら、プルンというよりブルン”!そんな独特の舌ざわりを追いかけて爽やかなニッキの辛みがほんのり感じられます。このピリッと感、子どものときは大人の階段をのぼるような高揚感があったなぁ。

商品のアイデンティティーともいうべきこのニッキ(シナモン)の風味ですが、実はこれ、味のアクセントというより、むしろ防腐が本来の目的というから驚き。現にこの寒天、冷暗所なら常温保存もできちゃうんです(味わい的には冷やすとより美味です)。谷田商店さんのある揖斐はニッキ餅も有名ですが、これも食べ物を日持ちさせるための、昔の人々の知恵。保存と美味しさを両立した素晴らしいおやつ文化です。

食物繊維豊富な寒天とはちみつの相乗効果で腸内環境にも良いし、おまけに低カロリーでいいことづくめのニッキ寒天。一家に1パックは常備したい、愛されおやつです。

谷田商店

所/揖斐郡池田町段字貝籠232
TEL/0585-45-1211
HP/http://www.ibinosato.com/(通販有)
☆バロー、平和堂、Yストア、その他スーパーマーケットで購入可

谷田商店

\スタッフSのオススメ/
想像を絶する食感に腰砕け♡是美味涼感

水都大垣 小豆やっこ…630円(御菓子司 胡蝶庵)

小豆やっことの出会いは10年以上前、岐阜県産のお土産が一堂に会した、とある食イベントにおいてでした。大人になると「おいし過ぎてビックリする」という経験って、なかなか少なくなるものですが、この小豆やっこはそんな類稀な食の出会いの一つ。あまりの美味しさに、イベントの帰りのエレベーターで乗り合わせた方と興奮して盛り上がったのも、良い思い出です。

水都大垣 小豆やっこ…630円(御菓子司 胡蝶庵)
水都・大垣らしいパッケージも涼やかですよね。

一見シンプルな水羊羹に見えますが、そう思って口にすると、あまりに瑞々しい口当たりと心地よいのど越しに衝撃を受けるはず。この美味しさをあえて2文字で表すなら“快感”♡。

水都大垣 小豆やっこ…630円(御菓子司 胡蝶庵)

つるんつるんと、のどを通り過ぎていく感触が何とも心地よく、エンドレスに食べ続けたくなっちゃうんです。その食感の正体は固める際に吉野葛粉を使っていること。この葛の力が、まるで絹ごし豆腐のようなソフトでなめらかな口当たりを生み出しているそうですよ。

店主さんに凍らせても美味しいと伺い、早速おうちで試してみたのですが、これも美味。シャーベットのような歯ざわりになって、さらに清涼感がアップ。口の中で少しずつ溶かしながら食感の変化を楽しむのも乙でした。

暑い時期に限らず、年中人気が高いという小豆やっこ。福井県では、冬場に水羊羹を食べる習慣があるそうですが、岐阜県民ならコタツでひんやり冷たい小豆やっこ…そんな過ごし方も最高ですよね(1本食べきれちゃう自信があります!)。この冬、ぜひお試しください。

水都大垣 小豆やっこ…630円(御菓子司 胡蝶庵)

御菓子司 胡蝶庵

所/大垣市南頬町4-50-6
時/8:30~18:00
休/水曜
TEL/0584-73-2848
http://www.kotyouan.com/(通販有)
☆奥の細道むすびの地記念館、岐阜髙島屋でも購入可

御菓子司 胡蝶庵

\スタッフSのオススメ/
全ての要素がドストライクなパーフェクトプリン

ラプリン…540円(ラスティコ)

ラスティコさんと言えば、パンマニアの間で必ず名前の挙がる、言わずと知れたパンの名店。では皆さん、お買い物の際にはショーケースの冷蔵コーナーも、ちゃんとご覧になっていますか? するとこの世にも美味なる愛しの「ラプリン」のお姿が目に入ります。

ラプリン…540円(ラスティコ)

ところで今回、本誌の別企画「あなたはドッチ?」にて読者の皆さんに、かたさの観点からプリンの嗜好調査を行ったのですが、結果は「かため派」(55%)と「とろとろ派」(45%)も負けず劣らずのイイ勝負に。ここからも両派閥のプリン愛が見て取れますが、ラプリンは控えめに言ってこの概念を超越したところに位置する孤高のプリン。なぜなら、とろけるなめらかな口どけを持ちながらも舌の上で崩れるような絶妙なかたさ…一見相反する食感が、このプリンには見事に共存しているのです。

ラプリン…540円(ラスティコ)
食べ進めていくとバニラビーンズの粒粒がまんべんなく確認できます。

その秘密は卵の固まる力と寒天の固まる力、この2つの食感を掛け合わせていること。これがラプリンだけの、どこにもない食感を生み出します。それだけでも感動必至なのですが、ラプリンの真のすごさは私のプリンの理想形を、全ての点において軽やかに超えてくるところ。特に印象的なのがやっぱりカラメル。オーナーさん曰く「子どもを寄せ付けない強力なカラメル」はガツンとかなり苦めで、昔ながらのなつかしプリン好きの心も、しっかりくすぐってきます。このオトナ味のカラメルを、いつどのタイミングでプリンに絡めるのかも悩ましく楽しいひとときですよ♡

正統派でありながら唯一無二。プリン好きを自負する方には絶対に食べてほしい逸品です。

rustico(ラスティコ)

所/岐阜市福光西3-1-1 Tkビル1F
時/8:30~17:00
休/無休
TEL/058-297-3867
SNS/Instagram r_u_s_t_i_c_o
☆ラスティコ2・3・4でも購入可

rustico(ラスティコ)

気付けばスタッフSの激論だけで終わってしまいましたが、次回は別メンバーも加わって、引き続き熱愛スイーツを大プレゼン。続きは以下のリンクからどうぞ!

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