【7・8月号】4/27OPEN!Hoko.Glampingレポート

夏休みのお出かけスポット、もう決まっていますか?

ぷらざ7・8月号では、夏休みの思い出作りにぴったりなキャンプやグランピング、別荘体験などの情報を掲載中!
自分でテントの設営もがんばりたい派の人に向けた「アクティブ編」と、ホテルのようにラグジュアリーな空間でキャンプ体験をしたい派の人に向けた「チルアウト編」の2つに分けて宿泊施設を紹介しているので、やってみたいタイプに合わせて参考にしてみてくださいね。

屋外かつ密も避けられるとあって、コロナ禍を機にキャンプを始めた!始めたいと思ってる!という方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、キャンプ初心者にしてみればテントは?シュラフは?ランタンは?と、必要なものが分からなかったり、様々なグッズを購入しなければならなかったりと(もちろんレンタルという手もあります!)、準備に時間とお金がかかるのが大変なところ。

そこで今回は、近年アウトドアによる観光促進に力を入れている恵那市にオープンしたばかりの保古グランピングをご紹介。
ちなみにグランピングとは、「Glamalous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた言葉。自分たちでテント設営やキャンプ用品を準備する必要がなく、魅力的な空間で気軽にキャンプ体験を楽しむことができる、新しいキャンプスタイルを意味します。一般的なキャンプとは違い料金がお高めに設定されていますが、その分特別な思い出になること間違いなし。
夏のプランを検討中の方、必見です!

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

今年4月27日、GWに先立ってオープンした保古グランピング。くねくね道を登り続けた先にある、標高900mの根の上高原に位置しています。周りは保古の湖をはじめとした多くの自然にあふれ、どこからか鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえる素敵なロケーション。ときにはシカやカモシカの姿が見られることもあるそうですよ。
もともと保古の湖周辺には、合宿などに使われる「国民宿舎 恵那山荘」とキャンプが楽しめる「保古の湖キャンプ場」が整備されていました。そこに今回新たなグランピング施設が加わったことで、様々なタイプの宿泊体験が網羅できるようになったんです。

国民宿舎 恵那山荘(受付)/恵那市観光協会提供
国民宿舎 恵那山荘(受付)/恵那市観光協会提供

到着後、まずは「国民宿舎 恵那山荘」で受付。
入口を入ってすぐ右手には受付カウンター、真正面には東濃エリアの素敵なモノを集めたアンテナショップ「Aeru Shop(アエルショップ)」があります。ジャムやジュース、はちみつにお菓子など…様々な地場商品と出会える場所になっているのでお土産を買うのもいいですね。
他にもスウェーデントーチ(1,180円)や小型ドローン(7,000円)があり、宿泊時のちょっとしたアクティビティ用のアイテムも購入できます。ちなみに、スウェーデントーチとは切り込みが入った丸太に直接火をつけて焚火をする道具。火が長く持つので、暖を取ったりするだけでなく料理の際にも使えそうです。

東濃エリアの素敵なモノを集めたアンテナショップ「Aeru Shop(アエルショップ)」
東濃エリアの素敵なモノを集めたアンテナショップ「Aeru Shop(アエルショップ)」

宿泊エリア

受付を終えたら、スタッフさんの案内で宿泊エリアまで移動します。

「恵那、焚火の楽園。」というキャッチフレーズのとおり、ここの主役は“焚火”。ドームテントとウッドデッキが組み合わさった全10棟の宿泊棟の中心に、保古グランピングの象徴とも言える大型のセンターファイアピットがドドンと鎮座しています。
ぷらざスタッフが取材に伺ったのは日中だったため見ることは叶いませんでしたが、こんなにも大きなファイアピットに火が灯ったらさぞかし美しいでしょうね!木の爆ぜる音や炎の揺らめきに浸りながら、癒しのひとときを過ごしてみたいものです。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
聖火台にも似たセンターファイアピット
聖火台にも似たセンターファイアピット、デザインは保古グランピングのオリジナル
デンマークHETA社製のファイアピット
Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
デンマークHETA社製のファイアピット。宿泊棟付近に置かれ、間近で焚火が楽しめます
Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
シャワー室のある管理棟では、地元のお酒やおつまみの販売もあります

宿泊スペースとなるドームテントは最大4名が泊まれるホテルのような贅沢空間になっています。

宿泊スペースとなるドームテントは最大4名が泊まれるホテルのような贅沢空間

幅140cmのベッドが2つに革張りのソファ、ウッドチェア、大きなクマのクッション等……プランナーがセレクトしたこだわりのインテリアは、どこをとってもおしゃれで快適。冷暖房完備なのはもちろん、小型冷蔵庫やポータブルランタン、スピーカーなどの便利グッズも取り揃えられ、大自然の中に来たことを忘れてしまいそう。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

外にはバーベキュースペースとくつろぎスペースのあるウッドデッキも。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

ここからならセンターファイアピットの焚火もウッドデッキ近くの焚火も眺められますし、満天の星空観賞も楽しめます。保古グランピングは炎や星などの自然の明かりを第一に考えているので、人工的な照明はかなり穏やか。そのおかげで焚火の炎や星空の輝きがより際立って見えるんです。

食事

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
1段目は前菜、2段目はBBQ、3段目はデザートがたっぷり詰まっています

ディナーをいただくのもこのウッドデッキスペース。恵那山麓で作られた野菜や寒天を食べて育った三浦豚、地卵を使ったプリンなど、3段のお重に詰まっているのは恵那の風土が生み出した美食の数々。
どれもとってもおいしかったのですが、ぷらざスタッフが感動したのは三浦豚のお肉!ジューシーでやわらかく、なんといっても脂身が甘くてサッパリとしているのに驚きました。寒天育ちだからこそのお味なんでしょうね。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

基本的には備え付けのガスグリルを使って自分たちで調理する仕様になっています。
ただ現在、日本バーベキュー協会のBBQインストラクターの方が代わりに焼いてくれるプランなどを企画中だそう。認定を受けた方が肉も野菜もおいしく焼き上げてサーブしてくれるなんて、至れり尽くせりです!
他にもデイバーベキューができないだろうか…と検討していたりと、今後も様々なプランが増えていく可能性が。引き続きHPやInstagramを要チェックです。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

ディナーの締めには“キャンプ”の定番であるカレーもついてきます。ぷらざスタッフは「このカレーはお店が開ける!」とワイワイ盛り上がりながら堪能。ル・クルーゼのお鍋で炊いた炊き立ての恵那産コシヒカリも絶品でした。
具材には野菜の切れ端や肉のスジなど、食材が余すことなく使われているそう。それらをじっくり煮込み、複数のスパイスをブレンド。後ほど詳しく紹介しますが、サステナビリティにもこだわっている保古グランピングらしいメニューとなっているので、ディナーの際はこちらもお楽しみに。

ちなみに朝食はバスケットに入って届くホットサンドやジャーサラダなどのセット。ウッドデッキのテーブルやテント内でいただくも良し、少し離れた湖畔にあるTakibi Valleyに足を運んでいただくも良し。好みの場所を見つけて朝の時間を過ごしてくださいね。

Takibi Valley

Takibi Valleyは宿泊エリアから徒歩2分ほどのところにある保古の湖に面したウッドデッキエリアです。名前の通り、もちろんここでも焚火が楽しめますよ。

Takibi Valley
この看板が目印
Takibi Valley
木々の隙間を抜けていくと…
Takibi Valley
保古の湖が!
Takibi Valley
Takibi Valley

湖に面していくつものウッドデッキが設置されており、保古の自然を身体いっぱいに感じられるスペースとなっています。時折カヌーなどのアクティビティをしている人も見られるので、そんな光景を眺めながらのんびりするのも素敵です。

保古グランピングのこだわり

保古グランピングで大切にされているのはゲストに快適なグランピング体験を届けること。そして同時に、サステナビリティを意識した自然との共生やSDGsも重要視されています。

コンセプトの一つである「ひのき(桧/火の木)の里」からもそんな取り組みの一端がうかがえます。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
周囲を森林に囲まれた宿泊エリア

たとえば焚火。薪には東濃ひのきの間伐材が使われているため、むしろ適切に使えば使うほど伐採されずに残った樹木の成長を促すことにつながるのです。宿泊棟のウッドデッキにも間伐材が使われているそうですよ。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
間伐材でできたウッドデッキ

また、保古グランピングはもともとテニスコートやグラウンドゴルフ場があったスペースに建設された施設。新たに森林を伐採することなく、自然への影響を最小限に抑えながら開発を進めたというのも、サステナビリティを意識した保古グランピングらしいエピソードです。

新たなスタートを切ったグランピング施設

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
夜の保古グランピング

案内していただいたスタッフさん曰く、保古グランピングは“ホテル寄りなキャンプ”というよりも“キャンプ寄りなホテル”なんだそう。
というのも、「キャンプ!」と言うには贅沢で至れり尽くせりなサービスが整っているから。スタッフさんとゲストとの距離感もちょうどよく、プライベート感がしっかり確保されているのもホテルのような印象を受ける理由かもしれません。
一方で「みんなで集まって楽しむ!」というキャンプらしい雰囲気もしっかり含まれています。
その主役となるのはなんといっても焚火。ゲスト同士で交流するとまではいかなくても、同じ焚火を囲み、同じ空間を共有するという体験が、不思議な連帯感を醸し出してくれるのです。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping
焚火とオイルランタンの明かりでリラックス。焼きマシュマロもできます

今後は地域の産業などと連携をとりながら様々なイベントやサービスなどを考え、恵那市全体へと観光の輪を広げていきたいと考えているそう。最大の魅力である豊かな自然に加え、豊富なアクティビティや贅沢な食、これらが三位一体となったアウトドアを満喫すべく、この夏ぜひ遊びに行ってみてはいかがですか?

ちなみにぷらざ7・8月号では、保古グランピング宿泊時に使える読者プレゼントをご用意。ぜひチェック&ご応募くださいね。

Nenoue*Outdoor Park Ena Hoko.Glamping

【住所】
恵那市東野2390-165 ※受付は恵那山荘にて
【営業期間】
通年営業 ※1月中旬~2月下旬は休業予定
【営業時間】
チェックイン15:00~、チェックアウト~10:00
【利用料金】
ローシーズン…4名1室1名16,300円~(朝・夕食付き)
ミドルシーズン…4名1室1名20,300円~(朝・夕食付き)
ハイシーズン…4名1室1名23,800円~(朝・夕食付き)
【駐車場】
20台(無料)
【電話番号】
0573-67-7116
【予約方法】
WEB・電話予約(3ヵ月前~前日まで予約可)
【HP】
https://hokoglamping.com/
【SNS】
@hoko_glamping

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