【9・10月号】山城を歩く③~苗木城編~

これはもはやオーパーツ?
摩訶不思議な奇岩城「苗木城」

9・10月合併号の巻頭特集は「山城」。ここでは本誌で紹介しきれなかった写真と共に、各山城の魅力を紹介していきます。

▼巻頭特集「山城入門」は電子ブック10ページ~をご覧ください。
ぷらざ9・10月合併号


「奇岩城」といえば、大怪盗アルセーヌ・ルパンシリーズ(※ルパン3世じゃないです)の名作タイトルですが、フランスならぬ岐阜県中津川市にも、その名にふさわしい巨岩・奇岩のラビリンスがあることをご存じでしょうか?

木曽川に突き出た切り立つ岩山の上にあるその城の名は「苗木城」。明治の廃城令まで続いた苗木遠山家の岩山城で、その“ザ・山城そのもの”なビジュアルの人気度は全国区。「日本の城ベストランキング100」の「絶景! 山城ベスト10」において、第1位に輝いたこともある、すごいお城なんです!

国史跡にも指定される等、その価値は折り紙付きですが、改めてその面白すぎる実力を見てみましょう。

和製レッドクリフ?「赤壁城」と呼ばれる所以

別名「赤壁城」とも呼ばれる苗木城。実はこの城、1万石の小藩ながら天守を持つ立派な山城。その天守台は清水の舞台のような懸造りだったとされ、今も当時の天守の穴を再利用した展望台が、かつての面影を伝えています。ちなみに1万石で天守を持つ藩は、苗木以外にはなかったそう。こんなところからも善政が敷かれていたことが伺えますね。

ただし藩の財政はひっ迫しており、天守は造ってもその壁に漆喰を塗る経費が捻出できなかったのだとか。そのため壁の赤土がむき出しになっており、「赤壁城」の別名が付いたそうです。

でもこうして遠景で見る苗木城の天守って、ものすごくカッコイイですよね! つづら折りのアプローチはなんだかバベルの塔を思わせ、ますます日本じゃないみたいな雰囲気です。

石積みに萌えざるをえない! 石垣ワンダーランド

苗木城の魅力は、これだけにとどまりません。なんといってもお城ファンを喜ばせるのは超多彩な石垣群。マニアならずともこの「大矢倉」を目にすれば、きっとテンション上がるのではないでしょうか?

見てください、ワクワクが止まらない石積みのアドベンチャー感! この立体的建造物は、3階建ての大きな矢倉で、「御鳩小屋」とも呼ばれています。

 



もともとあった巨石を取り囲むように積まれた石垣も面白いですよね。

また、石垣マニアさん向けフォトスポットとしてオススメしたいのが、下から眺めるこのアプローチ。

自然石を用いた戦国時代の「野面積み」から平石の隅を立てた新しい時代の「谷積み」まで、一目で様々な時代の石垣を見ることができるんです! う~ん、これは贅沢♡

ちなみに、苗木城で見られる石垣の種類はなんと6種。ファンの間で“石垣の博物館”と称されるのもうなずけますね。明治に入るまで長きにわたり現役で活躍していたことも、石垣のバリエーションが豊富になった所以といえます。

ぷらざ的に押したいのは、断然オーパーツ説!?

さて、ここまで苗木城のミリョクを余すところなく見てきましたが、そんなことよりも(?)猛プッシュしたい驚くべきスポットが、まだ苗木城にはあるんです!!!

その場所はココ!!!

この石積み、ありえなくないですか!?

だって人工的な石垣の上に、自然のものと思われる超巨石がのっかっているんです。いったいどんな風に積み上げたのか…考えれば考える程謎が深まりますよね。

となると、やっぱり最終的に行きつくのは苗木城オーパーツ説!!!
この地に、はるか昔のオーバーテクノロジーが存在していたのかと思うと、夢がどんどん膨らみます♡♡

実は、こんな突拍子もない説に思い至ったのが、個人的にとっても気になる遺跡があるから。それは苗木からもそそれほど離れていない、ある巨石文明の存在。下呂市金山にある「岩屋岩蔭遺跡」、通称「金山巨石群」です!!

知る人ぞ知る、超パワースポットですよね。

なんとこの場所では、巨石群内に差し込む太陽のスポット光の観測等により、暦を驚くほど正確に測定。しかも当時の北極星からの推察で、縄文時代以前の太陽観測所と考えられているんです。いや~もうこりゃ、ストーンヘンジもビックリです…!!!

そう考えると、ここからそう遠くない苗木に超巨石文明があっても、何らおかしくはないですよね?
岐阜の、日本の、世界の歴史を塗り替えてしまうかもしれない「岐阜巨石文明説!!」
いつか本誌でも、徹底的に特集したいと思いますのでお楽しみに♪
(※一編集者の超個人的希望です)。


【苗木城】

所/中津川市苗木
アクセス/JR中津川駅より北恵那交通付知峡線「苗木」バス停下車、徒歩約20分
駐車場/

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